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AIJPびざん中厚口(手漉和紙)にプリント、Paul Kohl氏

9月某日、倉敷から御夫妻で阿波和紙会館にお越し下さり、その後「AIJP びざん(中厚口)A1」を御購入下さったPaul Kohl氏から、嬉しいメール(写真付き)をいただきました。「どんな風に使ったか見たいのではないかと思って」という粋な計らいです。
Paul Kohlさんのホームページ

イルカの写真を持ってるPaulさんの写真

この写真は、「Miu Art Box」という、岡山の宇野港フェリーターミナルにある離島航路待合所直島にあるミニギャラリーでの、10/1から1ヶ月の展示に加わるそうです。
参考までにいろいろお尋ねしたところ、快くたくさんの回答をいただきました。

  1. プリンターの機種、及びインクの種類は?
    プリンターはエプソンPX7000で、インクはエプソンのアーカイブ顔料インクです。

  2. プリント製作者は?
    自分の作品は全部自分で作成しており、ここ数年自分で出来るようにがんばってきました。

  3. データソースは?
    ネガフィルム(35mm, 6x7, 6x6)をスキャンしました。スキャナーはニコン8000で、ソフトはVuescanというのを使っています。

  4. 使用コンピューターとOSは?
    使用コンピューターはマッキントッシュで(eMac、G5)システムはOS10.3です。

  5. 使用ソフトウエアは?
    フォトショップCSが私の「暗室」になっています。また、自然な白黒感を出すためにRIPも使っています。RIPソフトの名前はImagePrintでColorbyte社から出ています。印刷するときに色のトーンのコントロールがきちんと出来るのでとても良いソフトだと思っています。

  6. 手漉和紙の「びざん」をお使いいただきましたが、仕上がり感はいかがでしたでしょうか?
    ビザンはすばらしいです。重さと表面の風合いがすばらしいと思います。プリンターのプロファイルを出すのにしばらく時間がかかりましたが、プロファイルを変えることによって出力した色の状態がかなり違ってくることが判りました。
    ただ一つ難点がありました。このような手漉和紙を使いたい写真家にとって結構重要なことだと思うのですが、インクジェット用にコートされたときのその刷毛のあとが印刷した後に目に付きました。

「びざん」は、手塗りでインクジェットのインクの発色と定着を良くするためのコート剤を塗布していますが、手作業のため、この安定化が私達の課題のひとつであります。
実際に使用して下さる方に御意見いただき、改めて改善の必要性を感じます。
いろいろ工夫して、より納得のいく作品作りに向かわれるPaul氏の姿勢が、メッセージから伝わります。

今後、和紙で限定版の印刷作品を作りたいという思いがあるとのこと。
私達も、より気に入っていただけるような素材作りを目指し、今後のPaul氏の活躍にも役立てることができるよう、精進していきたいと思います。