「2005阿波和紙特別研修会」
三椏の刈り取り〜紙漉きレポート
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少しずつ暖かくなり三椏の花も咲き始め、今年も三椏の刈り取りの季節です。和紙の三大原料の一つである三椏の刈り取りから皮むきまでの工程を体験する研修会を今年も開催しました。
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3月12日、13日の土日に開催された阿波和紙特別研修会。各地から合計20名の方にご参加いただきました。
1日目、受付をしてオリエンテーション。2日間の行動の大まかな説明と、スタッフ、参加者皆さんの自己紹介。参加理由は様々でしたが、和紙作りの最初から最後までを体験できることが魅力的だったようです。
さっそく三椏畑へ移動。佐藤さんと館長に、刈る枝の長さや太さ、刈取り方、刈った枝の束ね方などを指導されながら、自前の鎌で刈る刈る。小1時間ほどで軽トラいっぱいになりました。また移動し、枝を窯で蒸すこと約2時間。その間に昼食をとり、和気あいあいとした雰囲気で皮剥ぎ作業。風が出てきて、なんとこの時期に雪。寒いはずだ…。しかし皆さん負けず、剥く剥く。誰かれ構わず引っ張りあって楽しいです。白皮作業になると、これは寒さが身に凍みました。動きが少ない上、水を少々使います。ここでさらに雪。この作業の出来が翌日の紙漉きに影響すると聞けば、皆さん黙々と作業するしかありません。三椏と、寒さと、(一部の人は)花粉との闘い。努力の甲斐あって、かなりの量の三椏が白皮になりました。それを会館へ持って帰り、翌日のために煮熟。炊かれる三椏を確認して、そこで解散。
2日目、大雪、朝から積もってました。ひそかに、皆さん来られるのだろうかと不安になりましたが、なんのなんの、ほぼ定刻に集合されました。三椏をあく抜き、叩解処理している間は楮で紙漉きの練習。館長、上田さんに指導されながらだんだん上手になりました。少し難易度の高い流し漉きも、次第にできるようになりました。そして、ひたすら漉く漉く。三椏が準備できたら、舟の中身を入替えて、これまた漉く漉く。あっという間に時間がきてしまい、作業は終了。出来上がった紙を見つめながら、2日間の出来事に思いを馳せる皆さん。
2日間、あっという間に過ぎ去ったような気がしますが、どの場面でも皆さんとても生き生きとしていました。最後に、満足できたというお声をいただけたので、私もやっと心からほっとすることができました。
(和紙会館:牧田)

三椏の刈り取り

蒸し機に刈り取った三椏を詰めます

一番楽しいところ。知らない人ともいきなり手伝い合える、フシギなひととき。側にいる人、誰でもつかまえて剥き合います

剥いた皮の表皮を、特殊な道具でこそげ落とします

乾燥目分量で約8Kgの収穫を煮熟
今年はみなさん、本当に寒い中、頑張って白皮を作ってくれました

翌日は収穫した三椏を紙にします
土曜に刈った三椏を、日曜日に紙が漉けるようにする強行なスケジュールでしたが、寒い中、みなさん頑張ってたくさんの原料ができました。遠くは東京、京都、静岡からの参加もありました。みなさん、お疲れさまでした!
もっと見たい人は、Tamikoの三椏刈り取りアルバム
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